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 11月23日(祝) SCCJインタークラブヒストリックカーレース(以下インタークラブ)の耐久レース第4戦が開催されました。今シーズンの最終戦で今年最後のレースとなります。天候は、朝から微妙な予報でしたが、結局雨は降らず、しかし・・・寒い。でもエンジンが良く冷えて車には優しい天候でもあります。

 我々チームにとって、最終戦は「1990年〜2006年クラス」の優勝がかかった大事な一戦となりました。チームははポイントランキングトップの位置をキープしています。今回は参加20台。我々の参加クラスは7台のエントリー。年間チャンピオンを考えると、マークする車輛が2台。ゼッケン#70のチームRZC のE36-318is、ゼッケン#500のE500です。

#70の車輛は、第一戦を出場していないので、ポイント差として彼らが1位で、我々がリタイヤか7位以下だと逆転負け。

#500の車輛は、彼らが1位で我々が3位なら彼らの逆転優勝。そして、何と秘密兵器としてスーパーGTのドライバー現役バリバリの飯田章選手がメンバーとしてエントリーしています。

さぁさぁ、緊張の最終戦!
ちなみに同じクラスのライバルの予想タイムは

ポルシェ964    1分7秒前後
RZC E36-318is   1分10秒前後
E500(飯田章選手) 1分9秒前後
Mクーペ      1分8秒前後
ランチャデルタ  1分9秒前後
スーパー7     1分5秒前後
アルファSZ    1分10秒前後

そして、わがADVAN号は・・・1分13秒。うーん厳しいですが、そこはレースですから何が起こるかわかりません。
スターティンググリッドは、ADVAN号は最後尾(ストップタイムは2分8秒)で、今回の耐久の出番はレースの最後となり、次第に寒さと暗さが増した15時に日章旗が振られました。

トップを務めるのは小玉選手。今回は、チームアドバイザーの五味さんが応援来られて緊張気味か?、いつものスーパースタートが不発で11位で1コーナーに入っていきました。(シ・シートベルトが・・汗、そしてクラッチが・・ズリズリ。小玉談)

2周目で14秒台に入れ快調に飛ばす小玉選手、目の前を走る#500にあおりをかましますが、1コーナーの侵入で白煙攻撃を浴びてしまいました(笑)
そして、先頭のランチャデルタが停止して、5周目でSC が入ります。
まだまだ交代の最低制限時間(10分)に到達していないので、各チームの動きはありません。

6周目で5分54秒と言うスローペースで隊列は続きます。7周目に2分かかり、ようやくSCが解除して、各車全開走行です。ここで上手く#70がピットインしてSC中にストップタイムを消化して見事に作戦がちです。それを見て五味さんが「やられたぁ〜」「でも次の周に入れたら引っかかるからこのままペースアップを期待しよう」と




小玉選手が、それを知ってか知らずか、飛ばす飛ばす!
13周目に12秒098のベストタイムを記録して、14周目で交代の為にピットインです。

セカンドドライバーはハリー選手です。そこでアクシデント発生!
ストップタイムを計っていたタイマーが停止していて時間が何分なのか判らなくなってしまい、大ピンチです!!ハリーさんのお友達が何と、タイムを自分のストップウォッチで計っていて「よっし」と、タイムを再び監督があわせてスタートとなりました(ストップタイムが若干長過ぎの50秒余計に止まりました・・・)

何とハリー選手、2周目となるの16週目に15秒の自己ベストタイムを更新して、19周目まで15〜16秒を連発です。凄いです。どーなっているんだ!?うちのチームは??と監督は笑顔が出て興奮気味です。
20周目目前でSCが出て、ライバルの#500がドライバー交代 、最強の助っ人飯田章選手に交代です。この時、同一回周となり緊張が高まります・・・が、何と運悪くピットエンドの信号で止められてしまい、飯田選手は周回遅れに・・・(ばんざーい。ばんざーい。とメットを被って飛び上って喜ぶ森山選手に、回りから爆笑が)

ハリー選手が判断よく、自ら時計を見て時間を計り、奇跡のピットイン!!
お蔭で、ラストドライバーの森山選手がピットエンドの信号に10秒も引っかからずにコースインに成功しました。

さて、ラストドライバー森山選手がコースインした後のピットはもう、モニターに映る順位に釘付けです。なんとこの時点で総合1位!!になっているではないですか!

次々と各チームが最終のドライバー交代を行い順位も少しづつ変わっていきます。マークするE500は、約1周の遅れから、飯田章選手がプロならではの痛快な走りでどんどん順位を上げてきます。

森山選手は順調に、21周目14秒台、33周目に13秒台の自己ベストをマークする堅調な走り、今回は3人のドライバーが最終戦ということもあり、自己ベストを更新しながらの全力の疾走です。









順調に周回を重ねる中、順位は総合4位。森山選手は3位のポルシェを追いかけます。しかし、周回を重ねるもその距離はコーナーでは縮まるものの、ストレートで引き離され、順位をあげることができません。

ピットでは、総合3位を狙いたいところでしたが、ピットサインでは「UP!」を要求せず。「無理して何かあっては・・・」。監督は慎重にクラス3位を狙うことで、なんとしても年間チャンプを狙う作戦。

レースは夕暮れとともに最終ラップを迎えました。

結果、総合4位でチェッカーフラッグ!
クラス3位入賞です。

総合1位でクラス1位はポルシェ964カブリオレで、総合2位でクラス2位には#70のライバル318is号が、最後の周にポルシェに抜かれる悲しい結末ながらファイトを見せてくれました。

ADVAN号と40秒前だったので・・・争いが出来ずに残念!
そして#500は2周遅れでクラス4位となり、我々のチームはこれで年間ランキングトップに輝きました〜!!
 1年間応援して頂いた皆様、ほんとうにありがとうございました。

チームドライビングナビゲータの活動は、横浜ゴム蒲lをはじめとして、サポートして頂いたショップ様、メーカー様、そしてラジオリスナーの方々、そしてそして、遠方から応援に来ていただいたファンの方々の応援があって1年間明るく、健全なモータースポーツ活動が出来ました。

 耐久レースの楽しさ、自動車の楽しさが、少しでも多くの人の刺激になれば・・そんな思いからのチームづくりでもありましたが、シーズン中より、多くの方に興味を持っていただいたり、共感を頂いたり、我々にとっても刺激的な1年だったと思います。

おかげさまで、来年に向け早々に宣戦布告アリ!
来年は沢山のライバルの誕生となりそうです。

最後に、チームメイトとして、時に仕事を忘れて(?)本気で走ってくれたお二人・・鈴木裕さんと、DJハリーさんに特別感謝いたします。またレースを運営されるインタークラブ、中島競技長様をはじめスタッフの方に深くお礼申し上げます。

さあ、来年もみんなでクルマを楽しみましょう!


Special Thanks!!
PHOTO:高松 弘

TEXT :MORIYAMA/KODAMA





    
c 2006- Team Driving Navigator by ADVAN