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 BMWのメンテナンスと言えば、ディーラを思い浮かべる人が多いことでしょう。確かに地方都市に行けば、ワランティに対応するディーラにあれこれお世話になることが必然。

 しかし都心界隈では、数々BMWをメンテナンスできるプロショップがある。その中でも、「BMW専門店」と名を挙げて、名実ともにBMWのみを扱うショップが、スタディ横浜(株式会社スタディ)

 横浜、仙台、神戸、東京(予定)と全国に展開するショップとして、BMWにお乗りの方ならもうご存知だろう。日夜新しいBMWを学び、最新の「情報」と「技術」を確実に手中にしているのがここ。その中で行われる、一番基本的なメンテナンスも、やはり一流。

 常に新しいチューニングやドレスアップを提案してくれることを得意としているが、今回はマシンの基本的な総合チェックからお願いした。もちろんスタディベースより中古車として販売された車両であるため、基本的なメンテナンスは十分に実施されている。

 しかし、レースマシンとなると別だ。ブレーキも、足回りも、ブッシュの一つ一つから機能、性能、そして耐久性を計っていかなければならない。

 基本的な車両メンテナンスはブレーキオイル、ブレーキパッドの交換、その他各種ブッシュのチェックが行われ、つづいてフルバケシートの装着など室内を基本的にN1レギュレーションに合わせて仕上げていく。

 さて、走る為、そしてレースでは勝つために重要なのがタイヤ。今年は海外のWTCCレースに、ADVANタイヤが供給(ワンメイク)されるなど世界へADVANが活躍する。今回我々チームマシンには、ADVAN- A048を、M3純正ホイール(鍛造)に組み込む。

 このタイヤ、乗用車用の一般カタログにもラインナップされているが、完全なスポーツ走行用のタイヤ(通称Sタイヤ)。ドライ用とだけあってトレッドパターンはシンプルでスリックタイヤに近い。

 強力なグリップと、高いコントロール性で評価の高いA048を履いた318isは、それだけで引き締まってみえて来るのが不思議だ。


 つづいて装着したのが、サスペンションシステム。富士スピードウェイでの練習会でもウィークポイントとして見えたダンパーの経年劣化、そしてレースにはアンダースペックなスプリング。A048装着により剛性を増したタイヤをコントロールするには、モデファイが必須。

 相談に乗ってくれたのは、ARC(オートリファイン株式会社)のIさん、足回りに積極的なことで有名なメーカー。イベントでは専用コースを用意しての試乗会など積極的にプロモーションされている。

 今回装着したシステムは、車高調と呼ばれるサスペンションシステムと、前後スタビライザー(写真)。BMWのストラットの剛性を分かって作られたダンパーケースは、剛性をかなり確保した造り。フリクションロスの少ない最新のタイプを装着。

 マフラーは、チューニングの基本とも言えるパーツ。マフラーの交換により出力特性はもとより、ドライビングフィール全体が変わってくる。レースでは静粛性よりもパワー、そして高回転レスポンスが重要。

 ARQRAY(有限会社アーキュレイ)の製作するマフラーは、長年の実績から生まれる品質の良さと、耐久性、そしてモデルによって好みのサウンドが得られる逸品として有名。

 今回はレース専用のセッティングでワンオフをお願いしたいところだったが、なんともレースまでの時間がゼロマイナス。それでもノーマルを凌ぐ性能を持つ、JASMA対応のストレート85Фのモデルを装着した。

    
c 2006- Team Driving Navigator by ADVAN